雲ノ平に行きました④
初日・双六小屋、2日目・雲ノ平山荘と2泊し、ここからは下山です。
1日6~7時間ずつ歩いては山小屋泊と言う計画を立てて来ました。
新穂高へ下りますが、時間的には鏡平小屋で更に1泊、でも最終日ですから頑張って一気に新穂高もありかと。
一応新穂高を目指して、少し早い5:30に出発します。
本当はもっと早く出たいくらいですが、山小屋の朝食が5時なのでこんなもんでしょう。
明るくなり、水晶岳を正面に見ながら、まずは木道歩き。
木道が白いのは夜露が凍っているから。湿っていても滑る木道が凍っています。気を付けないと。
この日は祖父岳へは登りません。黒部源流を見て三俣山荘へ。
昨日よりも黒部五郎岳が近くに見えます。
向かう方向には槍ヶ岳、その下に三俣山荘が見えます。
すぐ目の前の高さにありますが、残念ながら黒部源流まで一旦下りて登り返しです。
川まで下りたんですから、かなりの標高差。
この川を渡りますが、水量も豊富でどこを渡れば良いのか。
どこか渡れそうな所は無いかと下流へ下りますが、どこもダメ。川の流れに足をすくわれそうです。
結局このロープに捕まりながら渡ります。渡って振り返ってパチリ。
渡った先には黒部源流の標が。
一番下まで下りたので、そこからはずっと登り続けます。45分ぐらい登ると三俣山荘到着。
昨日登った鷲羽岳が見えます。
ここからは来た道を引き返すだけ。同じ景色が続くので、気になるのはCTだけ。
鏡平までか新穂高まで行かれるか。
三俣蓮華岳~双六岳へ登るか否か。ええ、もちろん巻き道へ。(笑)
双六小屋到着。まだお昼には早い。予定では鏡池で遅いランチ、そして新穂高へです。
慌てる時刻ではありませんが、一つ心配なのが天気です。晴れてますが予報は15時から雨。
晴れ、晴れ、晴れ、雨、といきなり雨マークなのです。
弓折岳分岐。笠ヶ岳への分岐です。そちらではなく鏡平へ。
何だかちょっと心配な薄暗い雲が立ち込め、鏡池でお昼ご飯を食べ始めると、ポツリポツリと雨。
まさに天気予報通りです。
元々鏡平小屋に泊る予定だったので、そうしようかと思いましたが、3人くらい下山して行くので、思い切って下山することにしました。
幸い雨が降ったのは鏡池に居た時だけで、後は何とか持ってくれてます。
小池新道を下り、わさび平小屋まで到着。もう後1時間程で新穂高です。長かったね、この3日間は。
実は両足にマメが出来て、最後の舗装路は結構痛かったです。
太腿や脹脛の筋肉は大丈夫でしたが、やっぱり山から離れ過ぎでしたね。
それでも5:30から17:40まで、12時間も歩いてクタクタ。
もっと遅かったら車中泊をして翌朝出発と思いましたが、これなら夜中には帰宅出来そうです。
5:00起きで、帰宅が23:00とか言うと18時間行動です。
先日の唐松岳は、20時間行動でした。(2:00出発、登山して現地を16:00出発、帰宅22:00)
その時かなり辛かったので、無理せず車中泊を、なんて思いましたが、この3日間は結構寝てます。
山小屋ではやる事が無いので、昼からゴロゴロ、20時には寝てたりします。
ヨシッ!このまま帰ろう。
途中高速で、前が全く見えないほどの土砂降りに遭いましたが、何とか無事に帰宅。
今年の夏も最高の山旅が出来ました。
めでたし、めでたし。
山から離れ過ぎると、やっぱり歩くのが辛かったりしますね。
足のマメが治ったら、どこか近場の山へ行かないと。
と、それと今回途中ご一緒させて頂いた、山小屋のおかみさんにもご挨拶に伺わないと。
何しろまだ未踏の百名山ですしね。(^^)v
それにしてもね、久し振りの山は楽しかった。もう夢のような時間でした。
歩いた距離も3日間で60kmでした。
最終日は12時間も歩き、これなら7~8時間/日の計画も立てられそうです。
夏休みは終わりましたが、ちょっとした休みでまだ高い山を目指したいですね。まだ暑いので高い山をね。
雲ノ平編、長々とお付き合いありがとうございました。 (^_-)-☆
最近のコメント