暴風の中での配達
前回の記事で、車で三島スカイウォークを目指すも、強風で断念しました。
なんてことを書きました。
その日の写真をネットから拾って来ました。
湘南海岸沿いは、海岸からの砂が舞い、砂嵐状態。
青空なんですが靄っとしています。
海は当然大荒れで、台風が来ると喜んで海に入るサーファーも、この日は海を眺めているだけ。
波打ち際だけでなく、沖の方からもう海全体が高波状態。(この写真よりも凄かったのです)
50ccのバイクだけでなく、250ccぐらいの中型バイクもノロノロ運転。
横風に煽られて怖いのでしょう。
そんな様子を見て、私は休日でしたが、きっと出勤者は配達大変だろうなって。。
翌朝出勤すると、こちらから聞く前に、「昨日は大変だったよ。それに信じられないよ。上の指示が」
などと、いつもはほとんど喋らない人も、興奮状態で話し掛けて来ます。
午前中の配達は、とりあえずいつも通りに出発し、各自気を付けながら配達だったそうで。
ところが、あまりの強風にセンターラインを越えて、反対車線まで飛ばされる人。
カーブを曲がった瞬間に強風を受けて一回転(バイクが進行方向とは逆向きになったそうです)する人。
場所によっては、バイクを停めて、サイドスタンドを掛けて降りようとしたら、バイクが右側に倒れそうになったとか。
もう風が強くてバイクから離れられない状態だったそうです。
ほとんど全員がヒヤリハットの連続で、やっと帰局するも、局の近くのいつも風が強い道路は、いつもの横風ではなく向かい風。
横風よりはマシかと思いきや、ナントあまりの強風でバイクが進まなかったとか。
フルスロットルにしても、風の勢いの方が強くて前進出来なかった。
(どうやって帰局したのかまでは聞きませんでしたが、下り坂なんで風の止み間に前進したんでしょう)
こんなんじゃあ、危なくて配達なんか無理。
いつも「安全第一」なんて言ってる管理者を説得し、午後は速達やバーコード物(つまり書留&通販物のみ)を配達することに。
大雪の時なんかたまにありますが、もう外をバイクで走れる状態じゃない時に、各班四輪1台借りて、1~2人だけ配達です。
ところが管理者曰く、「今荷物が大量に到着して、四輪は余ってないので、バイクで配達して下さい」と。
そこまでして通販物を当日必ずやらなきゃいけないのかは分かりませんが、それで暴風の中を再度出発したそうです。
まあ、いくら「四輪を貸せ」と言っても、無い物は仕方が無い。無い物は無いのだから。
そこまでは我慢します。てか私は休日でしたから、ヒヤリハットもしてないのだけど、話だけ聞いても何だかなあって。
ところが驚いたのはその後の話。
皆スピードはどうでも、とにかく安全第一ってことで、何とか帰局。
すると戻って来たバイク配達員に、
「荷物が多過ぎて捌き切れないから、各班数名、小包の応援に出て下さい」
だと。
オイオイ。
いつもミーティングで、「安全第一」だの、「まずは皆さんが無事に帰局すること。それが皆さんの仕事です」なんて言ってるのは何だ?
もちろん口だけだって言うのは分かるけど、それにしても、自分達の本来の配達(郵便)も中止してるんですよ?
普通郵便も配れないほどの暴風で、外に居たら危ないからって言ってそうしたのに。
それなのに、四輪の応援で小包を配れと?
どうしようもない会社だな、ここは。
もちろん貸せる四輪なんて1台も無いから、バイクで出ろってことなんでしょう。あり得ん。
あのねえ。
四輪チームが残業になってもやらせて下さいって。
配達員の命よりも人件費削減。
毎年毎年、交通事故死しているバイク配達員が居て、あれやこれやと訓練したり、説教されたりしてるのに。
いつだってPCと睨めっこしてるだけの管理職。
「今日の物数だと残業は上限〇分まで」ってそんなことしか考えてないんでしょう。
いつもそうです。
大雪で電車だけでなくバスも止まっても、「遅刻扱いしないから出勤せよ」って。
タクシーまで使って行く気にはなりません。
だって行ったって仕事なんて無いんですから。
バスも走れない大雪なのに、チェーン巻いたってバイクが走れるはずが無いです。
実際、やっと動いた電車に乗って、昼頃に出勤したけど、皆局内でやることもなくプラプラしてました。
だったら無理に出勤させなくても。もちろん特別休暇とかじゃなくて、余った有給で処理すれば。
それに無理して出勤して、また雪が降って帰れなくなったって知らん顔ですから。
「帰れなくなったら?」なんて言うのは愚問です。
下手にそんなことを言おうものなら、
「大丈夫。泊まる部屋はあるし」
なんて言われるのがオチですから。
班長も副班長も、「酷い会社だよ」って言ってました。
何しろ自分達が何も言わなきゃ、午後も普通に配達をさせようとしてたって言う話でしたから。
いやあー、自分休みで良かったです。
バイクの運転には自信なし。
自分が出勤してたら、全員無事故ではなかったかも。┐(´д`)┌ヤレヤレ
あと何年働こうか。
60歳過ぎても働くって言う人が、年々減ってます。(定年は65歳に延長されたはずですが、60歳で賃金ダウンなので)
皆、自分の貯金と、年金支給開始を計算しつつ、なるべく早く辞めたいみたい。
悠々自適じゃなくても、60歳過ぎたら、他で軽いバイトでもって感じで。(;^_^A
低賃金社員の私は、奴隷のように働くしか無いのでしょうか。(;´д`)トホホ
先々のことばかり考えても仕方ないですかね。
まずは目先のコロナに用心しなくちゃね。(^_-)-☆
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いろいろ記事を読ませて頂いてですね、先日夜の9時を回っているのにバイクで配達する郵便やさんを見かけました。
ホント心のなかでご苦労様ですと頭を下げました。
脇の道から急に出てきたバイク(距離は充分あり)を見て、あぁ、この人も何時までにやれって言われてんのかなぁと違う見方で見てしまいました。
…いや、飛び出しはヤバイでしょ!? !Σ( ̄□ ̄;)
投稿: たこ拳ぢ | 2021年1月10日 (日) 11時52分
たこ拳ぢさん、こんばんは。
昔は、トラックやタクシーみたいな、プロドライバーと呼ばれる人は運転が上手でした。
ところが最近は、赤バイクもそうですが、タクシーも高速バスも、プロらしからぬ事故が多発しています。
きっと労働環境が厳しいのでしょう。考えられない事故が起きてます。
ウチの話だと、優先道路に合流(右折で入りたい)する際、左から車が来ないのを見て、咄嗟に入ったら、右から来た車にはねられてケガなんてのがありました。
いやいや、「右見て左見て、もう一度右を見る」のでは?まず最初に見なきゃいけない右を見ずに入るなんて、普通「やれ」って言われても出来ないようなことをしています。
「早く終わらせろ」と言う圧が凄いのですよ。
課長がなかなか帰って来ない四輪に電話して、「今どこ?あと何軒?もう明日に回して良いから帰って来な」なんて言ってるのも聞きました。台風とか特別な時なら分かりますが、ただ単に時間に終わらなそうってだけで帰局命令ですからねえ。そのくらい忙しいのに赤字とか言われると。。
投稿: ハル | 2021年1月11日 (月) 01時00分