2016槍ヶ岳③
山頂直下の槍ヶ岳山荘に泊り、さあ最終日3日目です。
山小屋では大抵みなさん、日の出前から行動開始します。
日の出が近いオレンジ色の空。カメラを構える人も多い時間帯。
ヘッドライトを点けて、日の出前から槍の穂先へアタックする人達も大勢居ます。
あんな岩場へ、足元も暗いと言うのに凄いです。
ヘッドライトの列はまだまだ続き、あんなに大勢、山頂に同時に滞在出来たっけ?と言うほど。
いよいよ雲海の中から太陽が現れます。
日の出の瞬間も良いですが、私はこんな薄っすら明るい、ぼんやりした景色も好きです。
地面がオレンジ色に染まって来ます。
槍ヶ岳から見下ろす雲海。感動的な景色です。
幻想的な時間は去り、普段の槍が見えて来ました。
私はもう帰るだけ。そのまま上高地へ向かって下山しますが、まだここから先を目指す人達も居ます。
まだ薄暗いうちから、穂高方面へ、大キレットに向かう人達も。
槍だけで十分体力を使ってるのに、更に大キレットとは恐れ入ります。
下山途中に播隆窟を見掛けました。
昔、槍ヶ岳に初登はんした播隆上人と言う方が、槍ヶ岳に行者ではない普通の人々を引っ張り上げるために鎖を作ったそうです。
その上人が登山の際、籠った岩屋だそうです。
更に下りて行くと、前日と同じ光景が。もう真っ青な空&槍の穂先を心に刻んで帰ります。
下山時って意外と写真を撮らないものです。同じコースをピストンするので。
写真は一気に飛んで河童橋。
穂高連峰には雲が掛かっています。山の天気っていつもこうです。
朝はスカッと青空、それが次第に雲が掛かって行きます。
3日目は、2日掛けて登った距離を一気に下るので、行程は長いです。
行きにパスした天狗原からの逆さ槍、結局帰りもパスでした。
山頂からの景色が見えなかったのだけが残念ですが、それが無くても十分に満足な山行。
これを超える山旅を、私はその後することが出来るのでしょうか。
そう思うほど楽しかった槍制覇の旅でした。(^_-)-☆
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最終回にふさわしい、槍ヶ岳の写真の数々、お天気にも恵まれて、素晴らしいですね。 私の時はカメラを持参する人はいませんでしたので、槍の山頂でも記念写真は有りませんが、あの頃は余り人も見かけませんでしたね。
上高地へ降りて穂高連峰を縦走してきたメンバー達と合流して一泊して帰ってきました。
懐かしい、思い出です。 有難うございました。
でも、その後大菩薩峠の雪景色の中での写真や富士山でのご来光を見ている仲間たちとの写真なども何枚も有るのに、今考えると不思議です。
投稿: ミイ | 2020年11月29日 (日) 13時40分
ミイさん、こんにちは。
良い思い出は、何年経っても色褪せないものですね。
槍→穂高と縦走して、直接下りた人と合流ですか。何か超人的ですね。
私も若い頃に山に登ってたら、大キレットとかジャンダルムとか行こうとしたかもしれません。
今はとてもそんな気もなく、剱でさえも腰が引けてしまいます。
それでもまだ、どこか北アにはチャレンジするつもりです。
1つずつコツコツと思い出を増やして行けたらと思ってます。
ミイさんも槍の写真が残って無いのは残念でしたね。
機会があれば、更に山記事を書きたいと思います。
投稿: ハル | 2020年11月29日 (日) 15時21分
こんばんは(≧∇≦)
最高の朝焼け!
天の川も見えたって最高!
山が好き過ぎて、人のログを見てるだけでも幸せなんですよ~
行った気になる!
槍いいなあ!(≧∇≦)
まずは、坊がつるにテン泊行きますか!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
投稿: 弥沙 | 2020年12月 1日 (火) 20時55分
弥沙さん、こんばんは。
天の川が見えたのはこの時じゃなくて、秋の涸沢の話ですけどね。
ああ、でも槍は何だろう、他の山と違う特別な感情が湧きます。
今年は山小屋が営業してなかったり、してても全予約とか不便でした。
確かテント場も予約でしたよね。
私、予約して動くのが苦手です。
特に山だと雨でも歩く羽目になったりするので。
それに大自然へリラックスしに行くのに、縛られるのも嫌で。
贅沢言っちゃいけませんが。
弥沙さんも車中泊出来る車にしたから、益々行動範囲が広がりそうですね。(^^)v
投稿: ハル | 2020年12月 2日 (水) 01時13分