サボリーマン(その8)
いつの間にか、その8になってしまいました。
最近は現役配達員、それも同じ班の困ったちゃんについて書いていたので、あまり続けて書くのも・・・。
それに彼はダメリーマンだけど、サボリでは無いしね。
今回は正真正銘のサボリーマン。もう辞めてしまったB君の話です。
B君は、私がバイトだった頃、同じ班に居た社員。
ただし、「短時間社員」と言って、1日4時間勤務の社員。
具体的には8:30~12:30までの勤務。
皆が8時にスタートして、まず朝礼。そして各班の郵便を取りに行き、区分棚に区分し終わったころにやって来ます。
(長い朝礼が終った後に来るのは、何ともラッキーな人です)
まあ組み立てから入るだけの違いで、周りとスタート時の差はほとんどありません。
なので、普通の配達員の半日分を持って出発。
12:30で終了は、これまた配達員の午前終了と同時。
12:30に退社すれば、後は自由な毎日。
元々は自由な働き方が出来る、てな感じのスタイルで雇われたみたいです。
時間帯が違う夜だけの「短時間社員」も居ますが、彼らは昼間は別の仕事をしていたりします。
B君は、郵便以外の仕事はしていなく、暇でブラブラしているようで。
だから少しここで余計に稼ぎたいのか、ちいとも帰局しません。
12:30には退社してるはずのB君が、午後のミーティングに居る事も。 ← てか、ミーティング後はもう仕事無いんだから帰れよ
皆から「何でまだ居るんだよ」「とっとと帰れよ」って。
たまにB君にも17時まで配達の応援依頼が入ることがあります。
保険証の書留が大量に到着した時なんか、猫の手も借りたいほどの忙しさ。
で、B君に「〇〇団地、4時間残業して良いから配ってくれない」
するとB君、大喜びで「ええ、良いですよ」と。
午後4時間も残業して、
「何本ぐらい捌けた?」と聞くと、
「25本ぐらいですかね」だと。
普通は100本くらい配れますよ。バイクでの移動も無いんだから。なのにたったの25本。
あれ?
25/4=6.25、つまり1時間にたったの6本。
てことは、1本配るのに10分も掛かってるのかよ。あり得ん。 ← もう手伝わなくて良いから帰れよ
何をどうやったらこうなるのか。
とにかく時間稼ぎ、残業代稼ぎのサボリーマンです。
こんなこともありました。
配達途中に路上で財布を拾ったB君、帰局時に財布を片手に、「警察に届けなきゃ」
そりゃそうだ。そこまでは極普通の話です。
が、
なぜか制服のまま財布をもって出るB君。
あのね、あなたは12:30で退社なんだから、私服に着替えて帰り道で警察に行けば良いだけの話ですよ。
彼の言い分は、
「財布を拾ったのは勤務中だから、これを届けるのも勤務の一環。だから勤務時間を利用して行く」
何を言ってるのか分からないけど、要するに警察に届けるのは残業だって言いたいらしい。
だから14:30頃にまた局に戻って来て、「財布届けて来ました。では退社します」なんて具合。
いや、これは彼のサボリの一端であって、まだまだやらかしてます。
っと、仕事に行かないと。
時間が無いので、つづきはまた暇を見て追記します。では。(^_^)/~
(追記)
若いし、体格も良い。バイクも普段から乗ってるし、配達が遅いのが不思議だけど、とにかく帰局しないB君。
保険証配達なんかやらせると、コスパが悪過ぎる。
でも、オバサン配達員が1人で頑張ってる団地なんかは、猫の手も借りたいほどだと言う。
(普段は集合ポストにチャチャッと投函するだけなのが、一軒一軒ハンコですから)
そこで「午後はB君にそっち入って貰うようにするよ」と班長。
それに対してオバサン、「B君じゃなくて他の人にして下さい。B君だったら要りません」 ← さすがオバサン、ズバッと斬ります
うーん、普段から給料泥棒みたいな仕事量だけど、猫の手以下かよ。
「じゃあ仕方が無い、帰らせるか」
そんな残念なB君、休日にバイクで出掛けて事故に遭い骨折しました。
峠道をバイクで走行中、ナント横からイノシシが飛び出して来て、バイクに体当たりしたそうです。
(こういう時、動物は強いですね。イノシシは無傷で逃げ去り、B君は足を骨折)
B君は松葉杖をついて出勤。
しばらく配達に出られないので、中で組立作業です。
まあ最初は仕方ないんだけど、いつまで経っても足が治らない。
ん?
仮病じゃないの?
団地配達のオバサン曰く、「皆出発した後、あいつ普通に歩いてるよ」
「痛い足も右だか左だか、どっちだか分からない歩き方してるよ。変だって」 ← 時々庇う足が逆になってます
「多分もう痛くないのに、痛いふりしてるから、ぎこちないんだよ」
何だかんだと半年も配達に出ないまま。
一体いつまで演技してんだよ。
そして配達に出ないまま、B君たら正社員(フルタイム)登用試験を受けました。
仕事中の事故ではないけど、交通事故で半年も仕事してない、そのままの状況で受験してもなあ。
周囲の予想通り、結果は不合格。
ですがB君、「この会社信じられねえよ。普通落とすかねえ」 ← 本気?普通落とすだろ
1時間に6本しか書留を配れないB君。
それでもサボってる自覚が無かったのが不思議ですよ。
King of サボリーマンの称号を与えましょう。
社員になれなかったことで、「もう辞めた。辞めるよこんな会社」と。
一体今は何をしているのでしょうか。
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こんばんは!
B君、辞めた訳ですか。
良かったですねぇ・・・。
でも、こんな人、そこら中にいますよ。
またきっと同じ様な人が入って来ます。
あぁ、我が社にもいます。
最近は、そっちの方が賢い生き方なんだなぁって思います。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月16日 (水) 22時20分
FUJIKAZEさん、おはようございます。
これほどのサボリのB君ですが、ナント私達バイトより給料が高いらしい。
副班長が、「あいつのこと助けなくて良いよ。あいつハルさん達より給料貰ってんだよ?」
まあ、当時は私はバイト、B君は正社員ですから、時給が高いのは当たり前。
副班長「いや、単価じゃなくて総額。多分あいつの方が高いと思うよ」
「本当ですか?」
「多分ね。だから放っといたら?自分の仕事ぐらい自分でさせないと」
1日4時間の勤務で、バイト8時間より貰ってるとか、そんなに?
それであの仕事ぶり?
どう考えてもKingですよ。(´Д⊂グスン
投稿: ハル | 2020年9月17日 (木) 06時29分