クレームに凹む
言葉が他人を傷つける。言葉の暴力って気を付けないといけませんよね。
今ニュースになっているのは、TV番組に出演していた女子レスラーが、番組の演出が原因だとは思いますが、視聴者からSNS上で猛烈に口撃され自らその若い命を絶った事件です。
文句を言う方は、匿名で自分は安全地帯に身を置きながら、生身の人間に対して言いたい放題。
その苦情を言ってる人は、恐らくは自分自身は1mmの被害も無いのに。
じゃあその苦情は一体誰のため?何のため?
自粛警察のような正義感?
それともただのストレス発散?
私達も仕事をしていると、予想しない形でクレームを受けることがあります。
人とほとんど相対しない郵便配達なのにですよ。
まあ怒られるのはミス、あるいはマナーですね。
誤配。 ← 怒られて当然
タバコ吸いながら配達。 ← これも怒られて当然
勝手に玄関ドアを開ける ← 不法侵入と怒られます
このドアを開けることに関しては、ちょっと難しい。
ピンポンを何度も押し、ドアをノックしても返事が無い。で、不在票を入れると「居たのに何でだ!」ってよく怒られます。
だから居るか居ないかは、間違いなく判断しないと。そのために施錠確認したくてドアノブをガチャリ。おっ開いた。
じゃあってんで、ドアを開け、中に向かって大声で呼ぶと不法侵入と怒られたり。 ← 配達員によりけり
まあ勝手にドアを開けるのは確かにマナー違反。それは分かる。
でもねえ。
ポストに投函した郵便が庭にストンと落ちて、それを拾いに門を開けて入れば不法侵入。
もっと凄いのは、
集合ポストの投函口が小さくて入らないから、蓋をガバッと開けて投函したら不法侵入。 ← 最初何を言ってるか理解出来なかった
まさかポストに郵便を入れるだけで不法侵入なんて言われるなんて。
「俺、家になんか入ってないですよ」って。
つい最近可哀想だったのは、「今日来た配達員、いつも同じ人だけど、だるそうな態度が気に食わない。これで2度目だから次は許さない」
えーっ!
横柄な態度とか、説明が下手で分からないとか、そういう苦情ならともかく、「だるそう」で不愉快っつうのもねえ。
いや、もちろん配達だから不愛想で良いって、そういうことじゃないですよ。
対面時は接客業の部分もありますから。
だけどねえ。
本人も困ってました。
「俺、普通に喋りましたよ。2度目って言われても、いつが1度目なのかも分からないし」
彼、配達が遅くて普段から色々気苦労も多いのに。
もしかしたら「だるそう」ではなく、本当に「だるい(疲れ切ってる)」のかもしれないです。
でも決してサボったりする人ではないし、横柄な態度を取る輩でもないです。むしろ控え目。
昼休みにその苦情を受けて、午後の配達は凹んでしまい、いつもより更に配達も遅くなっちゃいました。
単純作業に見えて、頭の中では「次は〇〇さん宅に書留」とか「小包は〇〇さん」とか、集中してやらないと間違えます。
間違えないまでも、忘れてしまいその都度確認してると遅くなります。
もちろんね、配達応援に入って上げましたけどね。(^^)v
こういう原因がよく分からないまま怒られるのって凹みますね。
今暑くて、マスクしたまま走り回るのって結構しんどいです。
熱中症にもなり易いんだとか。
マスクしてるってことは、お客さんから見えるのって「目」だけですよね。
それで「だるそう」に見えるって、一体どんな態度だったんだろう。
実際はどんなだか分かりませんが、一生懸命やってるのに。
そこ評価して欲しいなあ。
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