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2019年12月22日 (日)

魔性の子/小野不由美

本屋巡りが好きな私、この秋本屋に行くと、何か大々的に広告が打たれている小説があった。

18年ぶりの新刊発売。
えっ?はっ?なんですと?18年ぶり?

どうもこの「十二国記」と言うシリーズ作品が、18年もの間新刊が発表されないままだったらしい。まさに待望の、である。
待ってた人にとってはですが。

 

その18年ぶりの新刊が、何と一気に4冊も出るのだそうで。

本屋の広告だけでなく、雑誌「ダヴィンチ」なんかでも十二国記の世界について説明がなされていたり。

それほど多くの人が、待ち続けたシリーズならば、これは読まない手はない。
が、
シリーズと言うだけあって、すでに10作品も。

文庫本の帯には、読む順番が分かるようになのか、ご丁寧に1から番号が振ってある。

 

と、その中に番号が0の本がある事に気付く。それがこの「魔性の子」なのです。

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どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、”神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。

 

舞台は普通に日本の高校。

十二国記の舞台は、現状の世界ではなく、もう1つの世界。
そこには神が居て、王が居て、妖魔も居れば半獣も居る。
代々麒麟と言う王の補佐?が居て、その麒麟が王を選ぶのである。

 

魔性の子に登場する主人公・高里は、実は十二国記の戴国の麒麟なのだが、記憶を失い日本で暮らしている。
麒麟としての能力を失い、ごく平凡な人間として暮らす高里には、彼を守るためのボディガード(妖魔)が憑いている。
そのボディガードは、人間ではないので、とにかく高里を守ろうと、害をなすと見られる周囲の人間を次々と殺戮する。

それが、高里の意志とは全く無関係に、しかも正しい判断ではなく実行するので、高里は周りから恐れられ孤立する。

 

高里は、自分こそが害をなす根源なのだと絶望する。
この世界に自分の居場所は無いのだ。

 

と、十二国記の世界から迎えが来て、やっと自分が何者なのか理解する。

 

最後はあまりに「ちゃんと完結した感」が無いのである。

これ、続編が無いと何も分からないですって。
(続編がある、しかもシリーズ化されていることが分かっているから良いものの、である)

 

十二国記の世界観をちっとも知らずに読むと、どうなんでしょう。
学園もののホラーストーリーにしか思えない。
最後も何も完結してないし。

むしろ帯番号1番の、「月の影 影の海」から読み始めた方が、ちゃんと理解出来るのかとも思う。
ただ、月影は戴国のストーリーでは無いので、魔性の子の続きを読みたいなら「風の海 迷宮の岸」である。

 

読んだ感想としては、この「魔性の子」は単独作品としては、ちっともパッとしない。
やっぱりシリーズとしての十二国記があって、その世界観があって初めて楽しめる。
が、

何作か読んだ後だと、日本を舞台にした「魔性の子」の方がむしろ異世界の物語で、逆に入り辛い。

身も蓋もなく言っちゃうと、この「魔性の子」は読んでも読まなくても、なのかも。

 

途中まで主役級の活躍をしていた広瀬が、ほとんど意味の無い雑魚キャラだった事が、ちょいと残念。
てか可哀想ですね。

でも1冊読むと、次、また次、となる事は確か。

今からシリーズ全作読もうとする方は、ぜひこの「魔性の子」から読む事をお勧めします。

iine

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コメント

こんばんは^^

ようこそ、十二国記ワールドへ!
はまったら抜けられません^^

「生涯、自分に影響を与えた本」を選ぶとしたら、迷わずこれ!です^^

弥沙さん、こんばんは。

もう抜けられなそうです。
弥沙さん迷いなく一押しですね。
読み進めないと分かりませんが、この不思議な世界観に引き摺り込まれます。

私はただの凡人だから良いですが、弥沙さんは狭くて暗い場所とかに入って行かない方が良さそうですね。
そう言えば、弥沙さん、色々と不思議な夢も見るし。( ̄ー ̄)ニヤリ

こんばんわ!
魔性の子は確かにグロいです。
先に読むとわかりづらいかも・・・。

でも最後の4冊を読むためには絶対必要です!
飛ばすと、戴麒の気持ちがわかりづらいかも。
だから順番に読むのがわかりやすいです。
私は全館読み直ししてから4巻一気読みしました。
(でも漢字に苦労しましたよ~。)

魔性の子から入るとちょっとねです。
普通の高校生だった女の子が実は十二国の一つの王だったという帯1のほうからがお勧め。
気長に読んでいけば面白いです。

okanyoさん、おはようございます。

最後の4冊には必要な1冊でしたか。
じゃあ無駄ではなかったんですね。
今やっと東の海神を読み始めたばかりで、皆さんが感じた面白さを後追いしている所です。
また気が向いたら感想など載せるつもりです。m(__)m

ばんびさん、おはようございます。

気長に、、確かに気長に読まないと。
今一番忙しい時期で、家に帰ってもバタンキューなんでなかなか。
ばんびさんは、秋の4冊も読破済みでしたっけ?
徐々に登場する国、登場人物が増えて来て、面白いですね。

こんばんは~
十二国記は 読み始めると いろんなところで 登場人物が 絡み合ってるので
おおお~っ ここでか!ってなります。

東の海神 どうですか?

ここの 更夜が 

「図南の翼」にも 出てきますよ。


おかんの1番好きなのは

「図南の翼」です。


おひるねおかんさん、こんばんは。

ここ数日は、1ページも読めてません。
だから「図南の翼」は遥か遠いです。いつ辿り着く事か。
今の所どのストーリーも面白いので満足しています。
最新刊4冊に届くのはだいぶ先かな。
少しずつ追い着きますね。(*'▽')

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