勝手に捨てるな
来た、来た、来ましたよ。支社から査察の人が。
黒字局なのに、ここ2か月赤字なのを問題視して、効率が落ちている点を改善するための査察です。
私が思うに、効率が落ちているのではなく、単に郵便が少ない時期をギリギリの人数で作業したからこその黒字であって、それが物数が増え人が足りないから残業が増え、自動的に赤字になっているだけだと思うのですが。
でも、来た人の顔を見ると、いつもの面々です。
いつも皆が体操する様子を見ては「動きが合ってない」だの、指差し呼称する様子を見ては「拳(指)の角度が違う」だのと、正直どうでも良い事をうるさく言う面々です。
この面々、定年後の天下り(とは言わないが)のようなもので、高い給料を貰って生産性の無い仕事をしています。
赤字企業であるならば、こういう無駄な職種を整理すれば良いと思うのですが、実際は現場の人間を締め付けるだけです。
今日も配達員が必死に出発準備(組立作業)をしている後ろで、カバン置き場の棚からカバンを全部落っことして、1個1個中身を確認しています。まるでゴミでも扱うように雑に扱っています。
前にも書いたように、他局で郵便の隠匿があって、全国的に締め付けが厳しくなっています。監視カメラを付けたり。
「カバン置き場のカバンには何も入れるな」
このぐらいなら、と透明ビニールを入れただけで放り出されます。
まあ何を言っても無駄なんで、中身は出しますが、じゃあその出した中身はどこに置けば良いんですか?って話です。
今は机の引き出しもハンコと輪ゴム以外は、全部無くなりました。1段は空っぽになってます。
元々は転居情報が保管されていたのに、どこか倉庫に仕舞っているみたいです。
何ですかねえ。とにかくこの配達員を疑って掛かる姿勢。
どっちかって言うと、大きな事件(高額な横領など)を起こしているのは、配達員よりも偉い席に座ってる人達だろうが。
まあそれは良いけど。
そして班長ミーティングで、
「見て回った結果、各自が使っている引き出し(販促チラシなんか入れる棚があります)も整理するように。そして地下の長靴棚には長靴以外は入れないように。余計な物は処分しました」
「えっ!?」
処分しました?いきなり?
いつも整理する時は、「〇〇日までに私物は片付けなさい。以降処分しますから」って通達があります。
それでさえ、たったの2~3日の猶予しか無く、たまたまその時有給だったり非番だったりすると、何と私物なのに捨てられたりします。
私物って言っても、手袋とかね、制服の一部のような物ですよ。遊びに使う物では無いのに。
それが今回は何の通達も無く、いきなり「処分しました」 ← 過去形です
配達に出る時、地下駐車場で隣の班の班長が、「やられたよ」
「捨てられました?」
「そうだよ。使う物なのによ」
「高額の物でも平気で捨てますよね」
「それによぉ、じゃあどこへ置けって言うんだよ。あそこはダメここはダメ」
「今全部禁止ですからね」
「ホントだよ、元々カバンの中に入れててよ、そこがダメっつうからこっちに移したのによ、それを捨てるんだからよぉ」
そうなんです。100円の軍手とかなら諦めますが、革(みたいな)手袋でも平気で捨てちゃいますから。
「警察に届けちゃったら?」
「そうだよな、他人の物を勝手に処分するんだもんな」
監視カメラも付いて、もう丸っきり犯罪者予備軍みたいな扱いです。
作業している後ろで、「失礼します」も何も言わずに、班の備品をゴミのように床にばら撒いてチェックするとか。
我々が日々必死に努力してるから会社が成り立っているのに、何の利益も生まない人達が、仕事の邪魔をし、やる気を失くさせ、点検と言うか採点をして行きます。
で、後日「〇〇局は35点です」とか凄い低い点数を付けて行きます。
もうそういう時代じゃないのにね。
憐れ、昭和世代。
きっとこの人達って、どこにも居場所は無いんだろうなあ。
長いことこんな仕事してると、心の貧しい人になってるよな。
可哀想。
でもそういう人達の下で働く我々も可哀想。ふう。
終身雇用時代、忙しかったけど生き甲斐もあり、会社のためにって思いもあったりした。
今はそういう義理・人情は無いんだなあと。
平成30年間の不況のツケが、歪となって表れているのでしょうか。
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