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2019年9月 8日 (日)

黒部の山賊/伊藤正一

8月の夏休みに、日本最後の秘境・雲ノ平に行って来ました。

去年は折立から入り、薬師岳を登って雲ノ平まで。(更に先を目指す計画でしたが台風で撤収)
今年は新穂高から入り、鷲羽岳を登って雲ノ平へ。

宿泊したのは「雲ノ平山荘」

ここでは夜にスライドショーを上映してくれます。

内容は、戦後すぐの混乱時代に、北アのこの地に山小屋を建てた開拓の歴史。

 

このスライドが面白くて、当時の話に興味を持ちました。

その開拓者である伊藤正一氏の著作がこれ。当時の話が書かれています。


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終戦直後、北アルプス最奥の地、黒部周辺を根城にして跋扈する「山賊たち」がいたという。そんな混乱期、著者の伊藤正一は三俣蓮華小屋の権利を譲り受け、山小屋経営に乗り出そうとしていた矢先、「山賊たち」と出会う。彼らとのスリリングな出会いにはじまり、彼らの協力を得て山小屋を再建。そうした「山賊たち」との奇妙な生活や山のバケモノたちの話など、まだ未開の黒部にまつわる逸話が満載された不思議な魅力が綴られる。

 

最初の三俣蓮華小屋は、現地の木を伐採したり、水晶小屋の資材を使ったりして復旧したようですが、その後、雲ノ平山荘を建設したり、台風で倒壊した水晶小屋を何度も建て直したりと、壮絶な苦労があったようです。

人が歩く道さえなかった黒部へ、まずは道を通し、人力による歩荷で資材運搬。
鉄骨も人力で運んだようです。

Kuro01

 

重いだけでも大変なのに、時にはこんな足元不安定な場所も。
吊り橋ですよね。
手ぶらでも歩きたくないような。

Kuro02

 

この場所も荷物を担いで歩いたようです。

Kuro03

 

初のセスナ機による物資運搬。
大変な中にも微笑ましさも。

Kuro04

 

全く未開の地に、何年も掛けて山小屋を作る。登山道を整備する。
そうした先人の努力の結果、今がある訳です。
実際、山を登っていても、「よくこんな道を最初に登ったなあ」と思う場所が多々あります。

今は、そこがちゃんと次に繋がっている、正しい道だと分かっているから進めるのです。
だから歩く道を最初に「ここだ」と決めた先人には頭が下がります。

 

いや、先人だけでなく、現在もその老朽化する登山道をきちんと整備する人が居るから山登りが出来るのです。

感謝ですね。m(__)m

iine

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コメント

こんばんは(*^^*)

黒部の山賊、面白そうですね!

ほんとどこの山でも大抵、登山道があって、整備されている方がいる。
「〇〇山を愛する会」
って看板見ると、嬉しくなりますね。
なんか、整備してる方の顔が見えるようで^^

弥沙さん、こんばんは。

剱岳なんかは映画にもなってましたが、初めて登山道を発見?する人は大変ですよね。
ここからなら登れそうって言う道を探し、通れればそれを整備する。
山でも木の枝に結んだピンクのリボン、岩にスプレーで描かれた〇印、たいしたものです。
お陰で岩だらけの山も、大丈夫だろうって登れます。

雲ノ平も、あんな高い場所なのに、まるで尾瀬のように木道が続いています。
もう感謝。木道なしでは辿り着けないかも。

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